妊婦健診って何するの?妊婦健診の頻度や検査項目について徹底解説!

今回は妊娠したら欠かせない妊婦健診についてご紹介します!

妊婦健診って安全に出産できるようにするために沢山の検査をしてお母さんと赤ちゃんの健康観察をします✨
ここでは妊婦健診に何をするのか?についてお話していきます。

実はこれだけ時代が進んでいても、妊娠の身体や胎児ってまだまだわからないことが沢山あるんです。
『確実に』ってことが少ないため、今わかっている医療を中心に安全な出産ができるよう、様々な検査が行われます。
私自身10年現場で働いていても、定義が変わったり、検査が変わったり様々なことが変わって来ています。
それぐらい妊娠って『未知』の世界なんです🤰

そんな中でも日本は周産期死亡率(1000の出産あたり妊娠満 22週以後の死産と,生後1週未満の早期新生児死亡を合わせたものの割合)や妊産婦死亡率(妊産婦10万人中に妊娠中又は妊娠終了後満42日未満の女性の死亡数の割合)が少ない国でもあり、とても発展していると言えます。

その背景には母子手帳があり、妊婦健診をしっかり受けていただいていることも大きく関係し、こまめな健診により異常の早期発見に繋がっています💕

なので、待ち時間も長いし検査もいっぱいあり、億劫に感じることがあると思いますが、この健診がお母さんと赤ちゃんの健康につながります。
安全、安心して出産するためにしっかり健診を受診しましょう。
かわいい赤ちゃんのエコー写真ももらえるときもありますよ♡

妊婦健診の開始は?

出産予定日が決定すると、次回から妊婦健診がはじまので母子手帳をもらって来てくださいとご案内があります。

母子手帳を貰い、妊娠10週前後になると妊婦健診が始まります

妊婦健診の頻度

妊婦健診初回〜妊娠23週まで : 4週間に1回

妊娠24週〜35週まで : 2週間に1回

妊娠36週〜出産まで : 1週間に1回

お母さんや赤ちゃんのリスクや健康状態により頻度が多くなる場合があります。

妊婦健診に必要なもの

☑︎母子手帳

☑︎妊婦健診の補助券

☑︎健康保険証

☑︎診察券

☑︎お金(1万円程)

☑︎筆記用具・メモ

☑︎暇つぶしグッズ

質問や欲しいお薬などがあれば忘れないようにメモしておくとスムーズです。

妊婦健診の内容は?

血圧測定、体重測定、尿検査、浮腫チェックを毎回実施します。

腹囲と子宮底は施設により計測の有無が異なります。

必要に応じて、内診や経腹超音波、血液検査などが行われます。

妊婦健診では妊婦健診の補助券が使用されます。補助券にはお名前と住所をあらかじめ記入しておくとスムーズです。

母子手帳はこのページを記入してもらいます。

妊娠初期・中期・後期に応じて様々な検査が行われます。

妊娠初期検査

初めての妊婦健診で行われることが多いです。

▶︎血液検査

血液型・血液一般・血糖・甲状腺機能・感染症(B型肝炎抗原・C型肝炎抗体・HIV抗体・梅毒血清反応・風疹ウイルス抗体・HTLV-1抗体・トキソプラズマ)

出産時に多量出血をして輸血が必要な場合に備えるため、貧血や免疫力、出血のしやすさ、妊娠糖尿病の有無、母子感染を防ぐために検査します。

▶︎子宮頚がん検診

子宮頚がんが発見された場合、がんの進行度によって、妊娠を継続するか、がんの治療を優先するかの判断をします。

母子手帳に検査結果を記入するページもあります。

妊娠中期検査

▶︎クラミジア検査

妊娠20週前後に実施します。

早産を防ぎ、母子感染を予防するために行われます。

▶︎血液検査

貧血や妊娠糖尿病の有無を確認します。

妊娠20週半ばに実施されることが多いです。

▶︎胎児スクリーニング

全例実施する病院と希望制で実施する病院があります。

超音波検査で赤ちゃんの内臓を含む全身の外見上や構造、機能を確認します。ただし全ての病気や異常が見つかる訳ではありません。異常が疑われる場合は必要に応じて更なる精密検査をする場合があります。

妊娠後期検査

▶︎血液検査

貧血や妊娠糖尿病の有無を確認します。

妊娠30週半ばに実施されることが多いです。

▶︎B群溶血性レンサ球菌(GBS)

妊娠35週以降に膣口や肛門の周囲を綿棒で擦り検査します。産道感染を防ぐために行われます。菌が発見された場合は出産時に抗生剤の点滴を行います。

▶︎内診

妊娠37週を越えると子宮口の開き具合や赤ちゃんの下がり具合を確認し、出産の時期を予測します。

▶︎NST(ノンストレステスト)

妊娠30週後半に20〜40分程度、お腹に機械を装着してお腹の張りや赤ちゃんの元気度を確認します。

妊婦健診あるある

妊婦は予約をしていてもとにかく待ちます。
暇つぶしグッズを持って行きましょう。

健診中に出産があったり、急患が来たり、精密検査や入院が必要な患者様がいるときに時間を要してしまうことがあります。スムーズに呼ばれた時はラッキー!ぐらいな気持ちで、時間に余裕を持っていきましょう。

健診前はなるべく食事は摂らず、お水かお茶を摂りましょう。

尿検査や血液検査に糖が出てしまうことがあります。

妊婦健診、何をするのか少し分かりましたか?

健診の内容を知っておくことで安心して受診することができますね!

助産師外来

私は妊婦健診にいらっしゃる妊婦さんたちとお話をするのが大好きです‼︎
“助産師外来”なんて聞いたことあるかもしれませんが、よくそこで相談や保健指導を実施しています。皆様様々な不安や心配を抱えていて、健診の場で聞けないことなどもお話できます。

助産師外来で妊婦健診をしたり経腹超音波などを実施している施設もあります。

助産師はその施設でのご案内や妊娠各期に応じた注意事項や準備、出産のこと、産後のことなど様々なことをお話する場所です。
助産師外来ある施設とない施設があるかもしれませんが、是非声をかけてくださいね😊
健診の場で聞けなかったこと、こちらでも相談のれますので、ぜひコメントやDMお待ちしています‼︎

MW Yama

MW Yama

現在助産師経験12年目。 BlogやInstagramを中心に妊娠・出産・子育てについての情報をお届けしたり、 ご希望の方に向けてオンラインにて個別にサポートをしております。 安心・穏やかで幸せな妊娠・出産・子育てとなりますよう みなさまのお気持ちを尊重し、愛と優しさを持ってサポートしております。

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