助産師が伝えたい、産院選びのポイント!〜サービス面から考えた産院選び〜

現場で働く助産師が産院選びのポイントを紹介‼︎

病院選びは、出産する人それぞれが

何を求めるかによって変わってきます。

人気の病院は出産予定日が決まる頃(母子手帳を貰いに行く頃)に分娩予約がいっぱいになってしまうことがあります。

妊娠がわかったらなるべく早く出産したい病院を検討しましょう。

出産できる施設は大きく分けて4つ

▶︎大学病院

▶︎総合病院

▶︎産院・クリニック

▶︎助産院

出産できる施設は大きく分けて4施設あり、その中から様々なメリット・デメリットを考慮し、皆様選択しています。

今回は様々な“サービス面を考えた選び方”に注目してみたいと思います。

出産で入院する時の施設ごとの違い

☑︎お産セット・ギフト・アメニティーが 充実しているか

☑︎きれいな病室か、個室があるか、大部屋があるか

☑︎食事・お祝膳・おやつが美味しいか

☑︎母児同室か母児別室か

☑︎母乳育児推進かミルクもOKか

☑︎ホスピタリティが充実しているか

☑︎その他サービス

施設により様々な違いがあります。

実際にどんな違いがあるのかをご説明します。

☑︎お産セット・ギフト・アメニティー

▶︎お産セット(お産に必要なものが入ったセット)

産前産後に使うナプキンやショーツ、母乳パット、乳頭保護クリームなどが入っています。産院によっては赤ちゃんの手形足型のキットや授乳クッションなども付いてくる所もあります。

▶︎ギフト

 ベビー服、おくるみ、フォトフレーム、選べるカタログギフトなど

▶︎アメニティー

 歯ブラシセット、バスセット、パジャマ、スキンケアグッズなど

最近は入院の荷物を最小限にして入院できる施設も増えてきています‼︎

しかし、アメニティーが充実している程出産費用が高額になる傾向も…😨

自分で揃えるのか産院で貰えるのかどちらがいいのかを考慮する必要がありますね‼︎

時間のない方は断然いろいろ揃っている施設がオススメ‼︎

☑︎きれいな病室か個室があるのか、大部屋があるのか

最近ではホテルのような個室がある病院や産院が増えてきています。

出産費用を抑えたいなら大部屋がある病院がオススメです。 

産前産後にゆっくりゆったり過ごしたいなら断然個室がオススメです。

産前に陣痛がきている時に出産ギリギリまでお部屋で過ごすなんて施設もあります。

また産後に母児同室を希望の方は赤ちゃんが泣いたりして結構気を遣ってしまうので断然個室がオススメ!

大部屋のメリットとしては入院費用が安いのと他の人が受けている指導や説明が聞こえてしまうのでこっそり自分のことだけじゃなく他の人にされている指導や説明を知ることができます(良し悪しですが…)。

また同じ部屋の人がいい人達ならいいですが、いびきや匂い、物音など気になってしまう人はなかなか休めないので大部屋は不向きです。

☑︎食事・お祝膳・おやつ

最近はおいしいお食事や素敵なお祝膳・おやつを提供する病院や産院も増えてきています。

妊娠・出産で頑張ったご褒美に、おいしいご飯に癒されたいという方にオススメです。

糖尿病や高血圧の合併症がある場合は食事制限のため、食べられない場合もあります。

助産院の場合は母乳育児に優しい健康的なお食事が提供されることが多いです。

お食事は産院の間でも結構力を入れている産院も多いです。

ホームページや口コミ、Instagramなどに載せてくれているところも多くあります🍽✨

☑︎母児同室か母児別室か

母児同室は入院中、お母さんと赤ちゃんがお部屋で一緒に過ごすことを言います。

母児別室は赤ちゃんを新生児室でお預かりしてくれることをいいます。

母乳育児頑張りたい!赤ちゃんと一緒に過ごしたい!という方は断然母児同室を選択しましょう。

産後入院中はゆっくり休みたいという方は母児別室をオススメします。

最近は早期母児接触や母乳育児推進の考え方が多いので、古い考えの産院やお母さんの休息を考える施設は母児別室を実施している施設もあります。

中には授乳の時間まで決められている産院も…

産後の入院生活をどのように過ごしたいかで決まってきますね。

母乳推進かミルクもOKか

病院により母乳育児推進する病院やミルクも

しっかり使いながら授乳する病院と様々です。

母乳育児頑張りたい、絶対母乳で育てたいという方は、「赤ちゃんとお母さんにやさしい病院」に登録されている産院や、母乳育児推進の産院がいいと思います!

何も記載されていない施設は基本的にミルクをしっかりあげる施設です。

母乳がでてくるまで決められた量のミルクを補足する産院が多くあります。

☑︎ホスピタリティが充実しているか

ホスピタリティ=おもてなし です。

業務的ではなく1人1人に寄り添ってくれたら嬉しいですよね。

意外とスタッフの人数が少ない施設や出産件数が多い施設はルチーンワークになってしまう産院があります。

融通が利かなかったり、なかなかお話を聞いてくれない産院もあります。

ここは産院カラーが出るところです。

口コミや実際産院の雰囲気からわかります。

その他サービス

マッサージやエステなども実施してくれる病院や産院もあります。

疲れた体を癒すのにこういうオプションは嬉しいですよね♡

産後は身体が浮腫んでしまう方がいます。

またアドレナリンが出てしまい眠りたくてもなかなか眠れないかたもいます。

そんな方にはぜひリラックスしていただきたいですね‼︎

今回はサービス面についてお話してきましたが、

皆様はどんなところで出産したいですか?

女性の一大イベント、素敵な場所で出産できたら嬉しいですよね!

この投稿が皆様の選択肢が広がるきっかけになれば幸いです。

皆様が幸せな出産ができるようお祈りしております。

MW Yama

MW Yama

現在助産師経験12年目。 BlogやInstagramを中心に妊娠・出産・子育てについての情報をお届けしたり、 ご希望の方に向けてオンラインにて個別にサポートをしております。 安心・穏やかで幸せな妊娠・出産・子育てとなりますよう みなさまのお気持ちを尊重し、愛と優しさを持ってサポートしております。

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