知っておきたい安定期の正しい考え方。赤ちゃんの環境とママの体調が安定する安定期!

安定期のイメージ

皆様が考える安定期とはどんなイメージですか?

・妊娠16週?

・つわりが終わった時期?

・流産の心配はない時期?

・安心できる週数?

・普通の生活が送れる?

・体調が良くなる?

・マイナートラブルが少ない?

それぞれイメージすることがあると思います。

では、実際の安定期とはとのような時期のことを言うのでしょうか?

安定期とは?

妊娠5ヶ月(妊娠16週)に入った時期のことを言います。

また、妊娠5〜7ヶ月(妊娠16〜27週)の妊娠中期の時期とも言われています。

この時期に赤ちゃんとお母さんを繋ぐ胎盤が作られて、赤ちゃんの過ごす場所が安定することで、

妊娠初期の頃よりも流産のリスクが低くなるとされる時期でもあります。

つわりが治ってきたり、体調が比較的良くなってくる時期でもあります(個人差あり)。

胎盤が完成することで胎盤を通して酸素や栄養素が赤ちゃんに届くようになるので

「赤ちゃんのいる環境が安定する」

という意味で安定期という言葉を使っています。

安定期の赤ちゃん

安定期の赤ちゃんは、脳の前頭葉や神経がどんどん発達し、自分の意思で身体を動かせるようになります。

お母さんのお腹をキックするなど、お母さんの知らないところで赤ちゃんは自分の身体を動かしています。

妊娠20週前後で胎動を感じてきます。

安定期に入った頃の赤ちゃん

▶︎身長は約16〜20cm、体重は約110g

▶︎眉毛や睫毛、髪の毛が生え始める

▶︎骨が丈夫になり、筋肉がついてくる

▶︎皮下脂肪がつき始める

安定期の過ごし方

”安定期”なんとなくイメージがつきましたか?

定義はないのですが、安定期はお母さんの体調が整いやすく、お腹の小さくて動きやすい時期です。

赤ちゃんの栄養や酸素を届けるための胎盤が完成する時期のことなのです。

安定期=安心・安全 ではありません。

妊娠中の身体には変わりないので、何をしてもいいと言うわけではありません。

でもせっかくのマタニティライフなので思い出作りも大切です。

無理のない範囲で、

・旅行や観光

・育児用品の準備

・母親学級や両親学級の参加

・マタニティフォト撮影

・適度な運動(ウォーキング、マタニティスイミング、

 マタニティヨガ、マタニティビクスなど)

・仕事の引き継ぎ

                       など…

出来ることは済ませておく時期でもあります。

注意が必要なとき

▶︎お腹の張り・下腹部の痛み

▶︎破水

▶︎性器出血

▶︎過労

お腹の張りや下腹部痛を感じたら休みましょう。

横になっても治らない時、出血、破水、胎動を感じないなどいつもと違うと感じたときは、

かかりつけの産院に連絡しましょう。

また、過労もトラブルの原因になります。

「疲れたなあ。」と感じるときは無理せずに休むようにしましょう、

”安定期”正しく理解して安心・安全なマタニティライフを送りましょう。

MW Yama

MW Yama

現在助産師経験12年目。 BlogやInstagramを中心に妊娠・出産・子育てについての情報をお届けしたり、 ご希望の方に向けてオンラインにて個別にサポートをしております。 安心・穏やかで幸せな妊娠・出産・子育てとなりますよう みなさまのお気持ちを尊重し、愛と優しさを持ってサポートしております。

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