現場で働く助産師が産院選びのポイントを紹介‼︎
病院選びは、出産する人それぞれが
何を求めるかによって変わってきます。
人気の病院は出産予定日が決まる頃(母子手帳を貰いに行く頃)に分娩予約がいっぱいになってしまうことがあります。
妊娠がわかったらなるべく早く出産したい病院を検討しましょう。
▶︎大学病院
▶︎総合病院
▶︎産院・クリニック
▶︎助産院
出産できる施設は大きく分けて4施設あり、その中から様々なメリット・デメリットを考慮し、皆様選択しています。
今回は様々な“出産の方法を考えた選び方”に注目してみたいと思います。
☑︎経腟分娩
☑︎アクティブバース (フリースタイル分娩、水中出産)
☑︎双胎の経腟分娩
☑︎前回帝王切開後の経腟分娩(TOLAC)
☑︎帝王切開
それぞれの出産の方法は行われている施設と行われていない施設があるので、ホームページや口コミ、実際に問い合わせて確認しましょう。
☑︎経腟分娩
赤ちゃんが産道を通り、膣から産まれてくる出産。陣痛により出産が進み、呼吸法や怒責をしながら出産する方法。経腟分娩でも様々な方法があります。
▶︎自然分娩
医療的な介入を加えない出産方法(会陰切開や陣痛促進剤などをしない)。
出産するための体づくりが大切です。
▶︎計画分娩
出産する日を予定し、陣痛誘発剤を使用して出産する方法。
▶︎無痛分娩
麻酔を使用して痛みを和らげながら出産する方法。
▶︎吸引分娩・鉗子分娩
分娩中の異常により赤ちゃんを早く産むために行われる出産方法?
と様々な分娩方法があります。
ほとんどの病院が分娩台の上で仰臥位で出産する方法がとられています。
自然分娩を希望していても出産が長引く時には、医師の判断で陣痛促進剤を使用することもあります。
☑︎アクティブバース
産婦さんが主体となって出産する方法
▶︎フリースタイル分娩
仰臥位(仰向け)、側臥位(横向き)、座位(座った姿勢)、四つん這いなど自分が楽だと思う姿勢で出産する方法。助産院や院内助産(病院に隣接した助産施設)が主にやっている出産方法。産院でもやっているところがあるかも。
▶︎水中出産
専用の温水プールや浴槽で出産する方法。実施している施設は結構少ないかも。
☑︎双胎の経腟分娩
双子ちゃんでもお腹に入っている赤ちゃんの体勢により、経腟分娩で出産できる病院もあります。
ハイリスクな出産で、2人とも経腟で出産できる場合もあれば、分娩中の異常により1人だけ帝王切開で出産する場合もあります。
行っている病院も少ないのでもしも経腟で産みたい場合は問い合わせてみるといいでしょう。
☑︎前回帝王切開後の経腟分娩(TOLAC)
TOLACと言います。TOLACを行う場合は子宮破裂に注意しながら出産しなければなりません。
前回帝王切開で切られた子宮の創部は薄くなる傾向があるため、次の妊娠で陣痛などで刺激が加わるとそこが裂けてしまうことがあり、母児ともに命に関わることがあります。実施している病院は少ないので問い合わせて確認してみましょう。
☑︎帝王切開
逆子、前回帝王切開、前置胎盤、多胎、分娩中の異常、血圧上昇、赤ちゃんの元気がないなどが理由で手術で赤ちゃんが産まれてくる方法。
日本ではほとんどが、上記のような医学的適応があるときのみに行われます。
出産の方法が様々あるなかで、皆さまはどんな出産にしたいですか?
それぞれのリスクや希望で病院選びの選択肢は変わってきます。
助産師10年目の私の考えは、ご自身の出産は“産むんだ”という気持ちを持って安全かつやりたい方法でTRYしていただきたいです。
私達はその希望を全力でサポートします。
もしも希望が叶ったらこの上ない達成感にもつながりますよ!
病院選び、とても大切です!
出産する病院って沢山あるし、正直どこにしたらいいかわからないという方、たくさんいらっしゃいます。
私は助産師10年やってきて、様々な出産の方法を見てきました。
ご自身が思い描いた出産方法で出産している方は、出産後達成感がありキラキラしています✨
リスクや合併症などの状況で思い描いた出産が難しくなってしまうケースもありますが、皆様にはできるだけ様々ある出産の方法を知っていただき、ご自身がどんな出産にしたいのかを是非思い描いて欲しいなと思います‼︎
そしてやりたい出産方法が施設によりできる場合と出来ない場合があります。
皆様のご自宅から近い病院はどんな出産方法ができますか?
是非いろんな側面から検討してみて下さい。
皆様にはより良い病院を選んで幸せな出産をして欲しいと願い、こちらにまとめました。
是非参考にしてみて下さい‼︎
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