妊婦さん必見!妊娠中のおっぱいの変化について〜おっぱいケアの方法や注意したいこと徹底解説!〜

今回は、妊婦さんに知っておいて欲しい妊娠中のおっぱいの変化について、

ケアの方法や注意したいことを含めて詳しく解説していきます💡

  

Contents

妊娠中のおっぱいの変化

妊娠によりおっぱい(乳房・乳輪・乳頭)は赤ちゃんに母乳をあげるための準備が始まります。

準備のために乳房への血流が妊娠前の2倍に増え、組織や細胞の増大・拡張することにより、

妊娠初期には乳首と乳房が敏感になり、痛み・痒み・重みなどを感じることがあります。

妊娠中期になると乳房内の新しい母乳分泌細胞が活発になり、乳腺が発育します。

母乳(初乳)も作り始めます

妊娠中は、胎盤から出ているホルモンが、母乳が出ないように防いでいます。

そのため、早産になってしまっても母乳が出るカラダが作られています。

また、乳頭と乳輪が大きく黒くなります。

乳輪上に小さな凹凸やブツブツしている『モントゴメリー腺』という皮脂腺が出てきて

乳頭・乳輪が目立つようになります。

これは、赤ちゃんが母乳を飲むことを認識できるように色や香りがあり、

母乳を飲んでいるときに滑りにくくしてくれる役割があります。

妊娠後期には乳房が再び乳房が発育し、重く感じたり痛くなったりする方もいるかもしれません。

妊娠中の乳房の準備により、少量の初乳(黄色く粘り気のある)が乳頭から出始めることがあります。

異常ではありません。

おっぱいの変化と下着

妊娠中の乳房は妊娠前よりブラのカップサイズは、1~2サイズ大きくなる可能性があります。 

一般的には妊娠22週ごろまでには一度サイズの増大は一定してきます。

その後、妊娠後期〜産後にかけて増大する方もいます。

妊娠中の下着はお肌に優しくかゆみの少ない素材

締め付けの少ないノンワイヤーのものがおすすめです。

お肌が敏感な方は痒みや肌トラブルとなることもあるため、お肌に合う素材のものを選びましょう。

キツすぎると苦しくて具合が悪くなることも…

そのため、妊娠中から授乳ブラやブラトップなどを付けている人が多く見られます。

 

妊娠中のおっぱいケア

妊娠中におっぱいが急に大きくなるため妊娠線ができることがあります。

痒みや乾燥により乳輪や乳頭の肌トラブルを起こすことがあります。

そのために保湿をしましょう。

乳房には保湿剤を、乳頭・乳輪にはおっぱい専用のオイルやクリームを塗るのがおすすめです。

【 乳頭ケア 】

乳頭には母乳が出てくるための穴が10個程度あります。

そこには栓をするように乳カス(乳垢)と呼ばれる白いカスが出てくることがあります。

無理にとったりはせずにオイルパックをしてケアしておきましょう。

オイルパックの方法

入浴前にオリーブオイルやおっぱい専用のオイルを厚めに塗り、

ラップで保護して10〜15分パックします。

その後、シャワーなどで洗い流します。

数日間キレイになるまで実施していきましょう。

【 乳頭・乳輪ケア】

赤ちゃんは耳たぶぐらいのやわらかく伸びやすいおっぱいが大好きです。

乳頭の形も人により様々です。

赤ちゃんの舌の上に乗るように、やわらかく伸びる乳頭・乳輪を目指しましょう。

お産が近くなったら(妊娠37週以降)、

オイルやクリームを使用しながら乳輪と乳頭をマッサージしましょう。

妊娠37週以前のマッサージは乳頭の刺激によりおっぱいのホルモンが出ることで

子宮収縮を起こしてしまい、切迫早産の危険があるため、避けましょう。

乳頭・乳輪マッサージの方法

あ乳頭・乳輪にオイルをぬりながら親指・人差し指・中指で

乳頭と乳輪をつまんで圧迫しながらマッサージします。

爪が少し白くなる程度・痛くない圧で360°マッサージしましょう。

硬めな乳頭や乳輪がやわらかくなるには、2週間〜1ヶ月かかります。

産後は赤ちゃんに飲んでもらいながらマッサージをしてやわらかくしていきます。

※帝王切開予定の方は乳頭の刺激により子宮収縮が生じるため、産後から実施しましょう

妊娠中の乳がん検診

妊娠前に乳がん検診をしてチェックをしておくことが理想的ですが、

妊娠中でもしこり・えくぼ・血乳などが気になる場合は必ず医師に相談しましょう。

授乳中だとわかりにくくなってしまうため、必ず乳がん検診をしておきましょう。

超音波検査が行われることが多いですが、他にも

・マンモグラフィー(放射線のため腹部を遮蔽して検査)

・InveniaABUS:エイバス(超音波検査)、

・無痛MRI検査(うつ伏せで検査)があります。

医師に相談して検診しましょう。

妊娠中に乳がんが見つかる方もいらっしゃいます。

しこり・えくぼ・血乳は必ず見てもらいましょう。

妊娠中期を過ぎていれば、病状により医師と相談になりますが、

妊娠中期以降は、胎児の器官がほぼ出来上がっているため、

手術や抗がん剤治療をしながら妊娠を継続することも可能です。

抗がん剤をやりながら妊娠を継続し、産後に手術と治療をしていたママもいらっしゃいました。

産後は母乳分泌により乳腺がわかりにくく、

しこりなども母乳によるものだと勘違いすることにより発見が遅くなることがあります。

消えないしこり・えくぼ・血乳がある時は早めに受診しましょう。

MW Yama

MW Yama

現在助産師経験12年目。 BlogやInstagramを中心に妊娠・出産・子育てについての情報をお届けしたり、 ご希望の方に向けてオンラインにて個別にサポートをしております。 安心・穏やかで幸せな妊娠・出産・子育てとなりますよう みなさまのお気持ちを尊重し、愛と優しさを持ってサポートしております。

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