復職支援

復職時の悩みとは?

復職者の悩み

年々増える看護学校と看護師養成数。毎年約5万人の新人看護師が誕生していますが、充足する病院も出てきた一方で、未だに看護師不足が叫ばれる現状には変わりありません。
看護師として勤務していても、忙しさについていけず思い描いていた看護が実践できず辞めてしまうケースも多い一方で、結婚や出産などのライブイベントを機に退職してしまう看護師が多く出ているのも事実です。
厚生労働省によれば、その数は年間約2万4000人。5万人の新人看護師が就職する一方、経験を積んだ看護師が様々な理由で看護の現場を離れています。
このように、看護師として働いていない「潜在看護師」はその数なんと70万人。看護師として働く方が約150万人であることを考えると、いかに現場復帰のハードルが高いかが伺えます。こういった潜在看護師を支えるべく、日本看護協会を中心にさまざまな団体が潜在看護師の復職支援に取り組んでいます。
潜在看護師の力を生かすべく、さまざま団体や病院が復職支援するプログラムを用意しています。

制度の紹介

例えば、東京都ナースプラザでは看護師として復職するにあたって必要なスキルを習得するための研修を無料で受けることができます。
また、ブランクがある看護師の方の支援をしている病院と協力し、最新の知識や医療・看護の現場を教えるセミナーの開催、採血や注射、病棟体験等を通して実技を学べるプログラムを設けています。
こういった支援制度を活用しながら、復職に向け知識や技術を学ぶことも非常に重要なことですが、最終的には、就職する病院の制度と体制や、現場の看護師の理解が大切です。いくら看護の現場に復帰したいという強い気持ちがあっても、働く病院の支えがなければブランクを取り戻し、以前のように看護師として輝くことは難しいです。

医療福祉生協の病院は復職する看護師向けの復職支援セミナーや研修プログラムが充実しており、実際に復職された看護師、ママさんナースとして子育てをされている方、出産、育児に理解を示してくれる仲間がたくさん働いていますので、支える体制もバッチリ!

ブランクのある方も育児との両立を考える方も安心して働くことができる環境づくりに努力しています。

生協の復職支援制度紹介

医療福祉生協では、それぞれのペースに合わせた教育で現場に復帰することができます。OJTを中心にしつつ、わからないことをすぐに聞ける環境整備を心がけています。
また復職教育だけでなく、保育施設の充実や子育て支援制度の制定と積極的な利用を推奨し、福利厚生の充実をとおして「看護師としてのキャリアを続けることができるための支援」に力を入れています。

実際の取り組みの紹介

広島中央保健生協の取り組み
歴史ある院内保育

広島生協病院では、子供を持つ看護師が安心して働く事ができるよう保育所作りがはじまり、1963年には院内保育園(現ひまわり保育園)ができました。
現在は認可保育園となりましたが、福利厚生のひとつとして、職員枠を設けて優先的に受け入れ、夜間・休日保育も行っています。夜間保育は週2回で両親等が夜勤等で夜間の保育ができない場合,小学2年生までの子供を預かっています。「夜間保育が整っていると聞いたので就職を希望した」「日曜日も保育園があるので安心して働ける」と看護師採用にも繋がっています。

また2015年11月に生協小児科ひろしまがリニューアルオープンして病児保育かんがるーむが併設されました。病児保育を最初に利用したのは看護師の子供でした。利用料は共済から全額返ってくるので経済的にも助かっています。

育児休暇の取得を推奨

育児休暇もほぼ100%取ることができます。育児短時間勤務を希望する職員も増えており、職場全体でサポートしています。

広島中央保健生活協同組合 生協さえき病院

復職者の声

voice01育児休暇を利用、父として貴重な経験をしました

皆さんは男性も育休を取得することができることをご存知ですか?

昨年十一月、私は男児の父親になりました。息子は出生直後から泣きが強く、泣きひきつけを起こすことも度々ありました。息子が泣く度に妻は抱っこをしてあやし、それで安心するのか泣きひきつけは治まりました。しかし、一ヶ月が過ぎると優しかった妻から笑顔が消えていました。夜も満足に眠れず、きちんとした食事も摂れない日々が妻を変えてしまったのです。どうにかして妻を支えたいと悩み、職場長に相談しました。退職も考えましたが、看護部から育休と育休給付金の情報を頂き、取得を決意しました。
三ヶ月という短期間ではあるものの、妻と一緒に育児をして喜びや辛さを分かち合うことで夫婦の絆はさらに深まり、消えていた妻の笑顔も戻ってきました。夫婦で息子の成長を間近で見守ることができ、かけがえのない時間を過せたことは一生の思い出になりました。今回厳しい看護体制の中、支援していただいた看護部をはじめとする青森保健生活協同組合に心から感謝しています。
最後に、育休を取得した職員としてのメッセージを送ります。全国の職場の皆さんへ。育休取得には職場の協力が欠かせません。育休の実際や給付金などの情報周知・支援をお願いします。
未来のパパさんへ。育休は本当にいいですよ。一生忘れることのない思い出になりますよ!
相馬 悟
青森保健生活協同組合 あおもり協立病院
相馬 悟さん
あおもり協立病院 生協さくら病院

voice02保育施設のおかげで

私が仕事に復帰したのは娘が 1歳の時でした。夫も交代勤務であり、士日も家にいないことが多く、実家に送迎するより楽か、という思いで利用を始めました。始めは環境の変化に戸惑い、扉を閉めても外まで泣き声が聞こえてきたり、先生に引き渡す直前で脱走することもあり、こんな思いをさせてまで仕事を続けるのはどうなのかと悩んだ時もありました。しかし、今では「今度の日曜日、お母さん仕事だけど、おばあちゃんの家と病院の保育園どっちが良い?」と聞くと、「病院の保育園!! ○○ちゃんいるかなあ、先生誰だろう?」と一時保育を心待ちにしています。もちろん、おばあちゃんの家が嫌いなわけではないですが一時保育でしか会えない様々な年齢のお友達と遊べることが娘にとっては楽しい時間のようです。
「大きくなったらお母さんみたいな看護師さんになるの!!」と言ってくれている娘を見ると、寂しい思いもさせているが仕事を続けてきて良かったと心から思っています。また、一時保育があるからこそフルタイムで働けていると感謝しています。
井田 真美
長野医療生協 長野中央病院 ICU勤務
井田 真美さん
長野中央病院

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